管 理
|
心療内科受診ご希望の患者さまへ
心療内科診察には一般内科と違い、診察する側に“傾聴”という気持ちの切替がいります。診察は比較的時間に余裕があります午後の診療時間にしていただくようお願いいたします。
当院を初診される時、下記の事項に関し、答えを準備してお越し下さると診察の助けになります。
お答えの内容によって、薬が全く変わってきます。
大変重要です。よろしくお願いいたします。
- 過去に精神的に弱ったことがありますか?
- 血がつながった方で精神的に弱い方がおられますか?
- 徹夜しても全然大丈夫、片っ端から電話をかけまくる、長時間コンピュータをするなど、異様に集中状態になることがありますか?
或いはなったことがありますか?
- どなたか特定の人物と接触すると怒りの興奮、激昂することがありますか?
|
診断書について(R4.10.19記)
ここ数年、初診時から「会社を休むため・辞めるために診断書を書いてほしい」と要望される方が増えております.
精神領域の診察は、その方の性質・性格や取り巻く環境を把握するため、時間をかけて診察します.これを線で診るといいます.
従いまして当院は原則として初診時に診断書を書くことはしておりません.
ただし、重症・緊急と見極めた場合はその限りではありません.
よろしくご理解ください. |
診察を受ける時のコツ・日常生活の心構えについて
マスコミ報道にもありますように、昨今、精神的症状を訴える方が大変増えております。
当院でも心療内科的なことはできます。ただ、重度なうつ状態、統合失調症、認知症に関して現実的には対応困難です。その場合はやはり精神科受診をお勧めします。
当院では、できるだけお話に傾聴するように心がけております。それだけで、特に女性の方は涙を流されることがあります。このことは重要だと思います。とにかく重要なのは、相性が良い先生とのめぐり合い、と考えます。
「不安はあるがままに…」
“森田療法”という認知行動療法で有名な理論では、不安や恐怖は人間にとってあってはならない感情ではなく、自然な感情であり、その不安や恐怖の底には、「より良く生きたい、自分を向上させたい」という向上発展の欲求があるとしています。これを“生の欲望”と言うそうです。
人間にはこうした両面があることを認めた上で、「不安や恐怖はあるがままにしておいて、目の前のやるべきことに全力をつくす。怖がりながらも行動していく中でいつの間にか不安や恐怖が消えている」(森田療法より) |
|